7月9日(土)に同門会勉強会、入局説明会、納涼会を開催しました。

7月9日(土)に同門会勉強会、入局説明会、納涼会を開催しました。
同門会員だけで60名以上、入局勧誘対象者も40名以上、と大盛況の会となりました。
若手からベテランまで、各々が様々な視点から勉強することができ、また、その後は元気に夜遅くまで納涼し、楽しく有意義な時間を皆で共有しました。

”民間医局 レジナビフェア”に出展しました。

6月26日に東京ビッグサイトで開催された”民間医局 レジナビフェア”に昨年に引き続き、当科で1ブース出展しました。

たくさんの研修医の方が当科のブースに立ち寄ってくれて、”神経内科”や”東京医科歯科大学神経内科”のことをよく知って頂けました。

写真は正面真ん中が当科教授の横田先生、両脇が医局長と副医局長です。

嬉しいお知らせ(初期研修医最優秀口演賞)

同門会会員各位

日本神経学会総会学術大会お疲れさまでした。東京医科歯科大学同門での発表はシンポジウム関連8題、教育講演3題、総演題数99題、大学関係は47題で、大学では全国1位でした。
ただ、同門会でも申し上げたように、発表内容はすべてが十分なわけはなく、数も大事ですが、中身はもっと大事なので、まだまだ発展途上と思います。
その中でうれしいお知らせがあります。2年目研修医の大原正裕先生が、「抗MAG抗体陽性ニューロパチー患者の長期予後の検討」で初期研修医最優秀口演賞を受賞されました(添付写真)。抗MAG抗体陽性ニューロパチーの長期予後を主に電気生理学的解析を行った発表です。三條先生・叶内先生の指導も素晴らしかったと思います。神経学会の同門会員の受賞は1昨年の佐野先生(初期研修医)と高橋(真)先生(ポスター)、昨年の桑原先生(基礎口演)に続いて3年連続の受賞となりました。大原正裕先生、三條先生・叶内先生の栄誉を讃えて、その受賞を同門の皆で喜びたいと思います。

横田隆徳

塚越廣先生の卒寿のお祝いの会が開かれました

4月10日、神経内科初代教授 塚越廣先生の卒寿のお祝いの会がご自宅の近くの川崎ホテル日航で行われました。
塚越先生に直接ご指導いただいた多数の方が集まり、金沢からは山田先生もご参加されて、大変盛会でした。
歴代の同門会長や病院長、部長の今は偉い先生も、研修医のころに塚越先生に患者さんを診ることを厳しく(現在の比ではありません)指導していただいたことが神経内科医の基礎になり大きな財産であることが共通の感想であり、それぞれ思い思いの言葉でお礼を述べられました。
90歳になられた塚越先生は変わらずお元気で、毎朝1時間の散歩をされているそうで、塚越先生を囲んで医局黎明期の昔話など話しの花が咲き、いずれの方も笑顔で楽しい一時となりました。

横田隆徳

整形外科助教の平井高志先生が平成27年度お茶の水学会賞に選ばれました

大学院で整形外科から大学院生としてお預かりして、遺伝子治療の研究をしていた現整形外科助教の平井高志先生が平成27年度お茶の水学会賞に選ばれました。難治性神経疼痛治療を目的とした、後根神経節のTRPV1に対する分子標的治療の論文で受賞となりました(添付表彰写真です)。平井先生の研究から、整形外科大川教授との系統的共同研究に発展して、現在はヘテロ核酸での「慢性の痛み」事業で後根神経節の遺伝子制御でAMEDの科研費を獲得して、共同研究を継続しています。平井高志先生の名誉を讃えて、後根神経節の分子治療の研究の推進をしたいと思います。

研修医の徳永英恵先生が関東地方会奨励賞を受賞

当科で研修していた徳永英恵先生が3月12日に行われた第622回 日本内科学会関東地方会で、板谷先生・尾崎先生の指導の下「傾眠で発症し両側視床下部病変を呈したEpstein-Barr Virus脳炎の41歳男性例」を発表し、関東地方会奨励賞を受賞しました(添付写真が表彰状です)。

http://www.naika.or.jp/meeting/kanto/kanto_yialist/kanto_yialist/03yia_622/

懇切丁寧に研修医を指導し、予想される質疑応答集も作成して発表準備を頑張った板谷先生・尾崎先生へ、受賞の祝福をしたいと思います。

板谷早希子先生がbest teacher賞を受賞

全120名の学生のうち、半数程度が投票して決まった賞です。板谷先生は、直接指導した学生以外からも投票がありました。しかも当科の医員・レジデントは生理・神経放射線・神経病理を担当して学生に触れる期間は他科医師よりも少ないというハンディがあり、また、特に板谷先生は大学赴任が昨年6月からの10カ月間と短かったことを考えると脅威的な得票数でした。板谷先生以外の当科の医員・レジもほぼ全員、学生からの上位の票を得ており、病棟医全員ががんばってくれていたことの証です。2015年度に14名の入局者を迎え入れることができましたが、病棟で頑張ってくれていた先生の功績は多大でした。板谷先生の受賞をお祝いすると共に、病棟医全員に感謝したいと思います。

石川欽也先生 長寿・健康人生推進センター長・教授 就任記念祝賀会

平成28年2月13日、如水会館「スターホール」にて石川欽也先生の長寿・健康人生推進センター長・教授 就任記念祝賀会が挙行されました。たくさんの方にご祝福頂き、ありがとうございました。

今後も、医学部附属病院16階(最上階)の長寿・健康人生推進センターもよろしくお願いします。

日本核酸医薬学会第1回年会優秀発表者賞(川原賞)

11日30日-12月2日に京都で第1回核酸医薬学会が開催されました。本学会は新しく発足した学会で、薬学、化学、工学、医学からの大学研究者や多くの国内外の企業の研究者が参加し、欧米のOligonucleotide Therapeutics Society(OTS)のpresidentのDr. Brett Monia, 日本のAMED(日本医療研究開発機構)の理事長の末松誠先生の特別講演もあって、大変盛況でした。

記念すべきこの第1回年会で、吉岡耕太郎先生が“ヘテロキメラ2本鎖核酸医薬による新規マイクロRNA抑制機構の解明”の演題で、下浦貴大くん(修士2年生)は“DNA/RNAヘテロ核酸を用いた生体内での血液脳関門の機能制御”の演題で公募からの数少ない口演に選ばれて、さらに若手研究者を対象とした「日本核酸医薬学会第1回年会優秀発表者賞(川原賞)」を受賞されました(http://www.knt.co.jp/ec/2015/natsj1/award.html)。

吉岡先生はmiRNAを制御できる新規の分子構造の基盤技術の創生(第2世代ヘテロ核酸)とその分子生物学的機序の解明を、下浦くんは、ヘテロ核酸による血液脳関門の遺伝子制御の可能とする基盤技術の発表しました。

下浦くんの研究内容は桑原先生の指導の功績も大きく、同門会一同、吉岡先生と下浦くん/桑原先生の栄誉を称え、 その受賞をお祝いしたいと思います。

横田隆徳

座薬として投与可能な核酸医薬の開発

我々は大阪大谷大学薬学部薬剤学講座の村上正裕教授らと共同で、世界初の核酸医薬の経口化を可能とする新規送達技術の開発に成功し、Scientific Reports (サイエンティフィック・リポーツ)に、2015年11月23日午前10時(英国時間)にオンライン版で発表され、医科歯科大学からプレスリリースされました。
http://www.tmd.ac.jp/archive-tmdu/kouhou/20151124.pdf

この研究成果は、現在注射薬しか開発されていない核酸医薬について、lipid nanoparticleを用いてsiRNAを座薬としての剤型開発とマウスでの有効性確認に成功したもので、腸溶剤などによって核酸医薬の経口の内服薬の開発にも道を拓くものです。今後により安全で簡便な投与を実現する核酸医薬品の医療応用が期待されます。
また、我々の開発したヘテロ核酸も腸管投与に成功しつつあり、この先の医科歯科での核酸医薬の経口薬創薬につながるものです。 この研究は事業仕分けにあい、大変苦労したプロジェクトで完成は6年の歳月を要し、First authorの仁科一隆先生や、大きな貢献をした吉田規恵さんの功績をたたえるとともに、同門で喜びたいと思います。

横田